2019年07月17日

作業環境測定研究発表会の目的

作業環境測定研究発表会は、当協会の会員をはじめとする作業環境管理に関わる方々に、(1)分析手法の開発、(2)作業環境改善事例や調査研究等についての発表の場を提供し、日頃のリスクアセスメントや作業環境測定業務等に役立つ情報を共有することを目的に、国内の主要都市において毎年連続した3日間で開催しています。

また、開催期間中には、その年のトピックスをテーマとしたシンポジウムや特別講演、作業環境測定をめぐる行政の動向に関する講演を開催しているほか、参加者相互の情報交換を図り、人的ネットワークを構築する場として「交流集会」を開催しております。

さらに作業環境測定に関する機器等の展示コーナーも設置しており、最新のテクノロジーに関する情報を入手することができます。

当協会の会員、非会員を問わず聴講することができますので、ぜひご参加をお待ち申し上げます。

第40回作業環境測定研究発表会のご案内(2019年)

第40回作業環境測定研究発表会は、2019年11日13日(水)―15日(金)の3日間、東北支部の協力により、下記aのとおり福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま(福島県産業交流館)において開催する予定です(交流集会会場は:郡山ビューホテルアネックス)。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

会員の皆様方には日常業務でお忙しいことと存じますが、日頃の研究の成果、業務を通じての測定事例やリスクアセスメントの事例などの一端をこの発表会でご発表いただきたく、下記bの要領で発表演題の募集をいたしておりますので、多数ご応募くださいますようお願い申し上げます。発表予定の演題は下記cのとおりです。

また、下記dの要領で作業環境測定関連機器等の展示を行いますので、機器メーカーの出展をお待ちしております。


a 日程・会場等
実行委員長 日本作業環境測定協会 東北支部長
会   期 2019年11月13日(水)―15日(金)
会   場 ビッグパレットふくしま(福島県産業交流館)
福島県郡山市南2-52
(交流集会会場) 郡山ビューホテルアネックス
福島県郡山市中町10-10

*なお、会期前日の11月12日(火)には、日測協ワークショップ(無料・公開)を開催します。

参加費用(予定)
区   分 会 員 非会員
研究発表会を聴講するための参加費用
(3日間連続して聴講できます)
5,000円 12,000円
交流集会の参加費用 早割申込 当日申込 15,000円
7,000円 10,000円
b 演題募集の要領
演題の内容 演題区分:「一般研究発表」または「事例発表」
a. デザイン手法に関するもの(作業環境測定およびばく露濃度測定等)
b. サンプリング手法に関するもの(測定機器に関するものを含む)
c. 分析手法に関するもの(粉じん)
d. 分析手法に関するもの(特定化学物質)
e. 分析手法に関するもの(金属)
f. 分析手法に関するもの(有機溶剤)
g. 分析手法に関するもの(その他)
h. 作業環境評価に関するもの
i. 作業環境改善技術に関するもの
j. 作業環境管理に関するもの
k. 個人用保護具に関するもの
l. リスクアセスメントに関するもの
m. その他

*「一般研究発表」は、作業環境測定の技術(デザイン、サンプリング、分析方法)および職業性疾病の予防に関する環境管理技術(評価、改善を含む)について、独創的な新しい研究であって、有意義な知見を含むもの。「事例発表」は、調査データ・測定等を取りまとめたもの。調査・測定経過中のものを含む。

申込方法 発表希望の方〔日測協の会員に限る(共同研究者を含む)〕は、下記のボタンをクリックして演題申込フォームから申し込んでください。

演題申込フォーム

*お申し込みは、こちらの演題申込フォームでのみ受け付けます。
申込期限(予定) 2019年7月31日(水)
備  考 その他詳細につきましては、追ってお知らせいたします。
c 受付演題

発表予定の演題を申し込み順にご紹介します。

演 題 筆頭発表者(所属) 要 旨
鉛の作業環境測定方法の検討 石橋裕章((株)ジーエス環境科学研究所) 現在鉛の作業環境測定では、ろ過捕集方法が用いられ、使用する機材はハイボリウムエアサンプラー(HV)もしくはローボリウムエアサンプラー(LV)となっている。弊社ではLVを使用しているが、さらに低流量であるミニポンプでのサンプリングについて検討を行った。LVとミニポンプでサンプリングを併行で行い、得られた2つの試料の分析結果を比較、検証した結果及びミニポンプの妥当性の検討を行ったので報告する。
吹付け塗装作業場における作業環境測定(場の測定)と個人サンプラーによる測定の比較について 本間直人((株)テトラス) 今後、作業環境測定の実施方法に、個人サンプラー測定を追加できるようになる。先行導入作業として吹付け塗装作業が挙げられているため、当社で作業環境測定を行っている吹付け塗装作業場において、現行の作業環境測定と個人サンプラー測定を実施し、その評価結果について比較検討した。その結果、概ね同じような評価となったが、評価が異なる作業場もあり、実態に合った適切な測定方法の選択が重要になる。
ホルムアルデヒド取扱作業場における改善事例 黒田 初((株)テトラス) ホルムアルデヒドは管理濃度が低く、極わずかでも気中に発散してしまうと、管理区分が悪化してしまう物質である。そのため、換気装置による対策が行われている。しかし、間違った使用方法や妨害因子によってはその効果は期待できない。今回、そのような要因で第二管理区分が続いた現場において、作業方法の改善や工夫のアドバイスによって第一管理区分となった事例を報告し、今後の測定に活かしていきたい。
様々な有機溶剤作業場におけるAB測定と個人サンプラー測定との比較 大場恵史((株)東海分析化学研究所) 昨秋、個人サンプラーに関する専門家検討会から報告書が出された。そこでは2021年度以降を目途に、溶接や吹き付け塗装など、その特性が特に発揮できる作業を先行して、個人サンプラー測定を部分的に導入する方針が示された。本研究では有機溶剤を使用したいくつかの事業場において、AB測定と個人サンプラー測定を行い、その結果を比較し、個人サンプラー測定を導入するメリットがある作業場や作業内容について考察した。
騒音の周波数分析に基づく反射音低減効果の予測手法 東 正樹((株)鹿児島環境測定分析センター) 一般に騒音対策工事は、聴覚保護具の着用等に比べて費用がかさむため、事前に十分な検討が必要である。今回、作業場内壁及び天井に吸音材を配置して反射音の低減を図る場合を取り上げ、周波数分析を用いた予測手法を検討し、[騒音対策のターゲットとする周波数帯域]、[許容されるばく露時間]、[吸音材に必要な吸音率]及び[低減後の予測値]を算出して低減効果の事前評価を試みた。
有機溶剤作業場における使用溶剤以外の影響と評価結果 蓑輪勝隆(福井県環境保全協業組合) 有機溶剤を使用する作業場の作業環境測定では、使用有機溶剤のヒヤリング及びSDSの情報により測定項目を決定し採取する。しかし、採取試料を分析すると測定項目以外の溶剤成分が検出されることがある。作業者の安全を考慮し、検出成分の測定濃度を先に決定した測定項目の濃度に加算した場合の評価結果、評価結果に与える影響、検出原因、対策・改善事例について報告する。
d 機器展示出展募集の要領

第40回作業環境測定研究発表会・第59回日本労働衛生工学会の会場では、例年どおり作業環境測定関連機器等の展示を行います。

なお、作業環境測定研究発表会、日本労働衛生工学会の展示申し込みは日測協が一括して行います。多数の機器メーカーの出展をお待ちしております。

出展を希望される場合には、「展示参加申込書」に所定事項をご記入のうえ、FAXまたは郵送でお申し込みください。

会   期 2019年11月13日(水)―15日(金)
会   場 上記研究発表会会場と同会場
展示対象企業 日測協の法人賛助会員または日本労働衛生工学会維持会員の機器メーカー、さらにこれらの会員以外の作業環境測定関連機器等を取り扱っている機器メーカー
展示担当者参加費
  1. 日測協の法人賛助会員または日本労働衛生工学会維持会員 20,000円(税込)
  2. 上記1以外の機器メーカー 60,000円(税込)
申込期限 2019年7月31日(水)
*なお、会場の収容面積の都合でお申し込みを受け付けられない場合があります。
プレゼンテーション 機器の展示以外に、ご希望の場合、「メーカープレゼンテーション」により自社製品のPRを行うことができます。
そ の 他 展示出展申込書[843KB]の各欄に所要事項を記入のうえ、日測協研究発表会係あてFAX または郵送にてお申し込みください。
*詳細については、こちら[157KB]をご覧ください。
出展予定企業[2019・07・05現在]
[五十音順]
(株)アイデック 秋田環境測定センター(株) アゼアス(株)
(株)ウエスト (株)エイビス (株)ガステック
興研(株) 光明理化学工業(株) (株)重松製作所
篠原電機(株) 柴田科学(株) 昭和電機(株)
スリーエム ジャパン(株) (株)ニコンインステック (株)日本ハイソフト
ラボテック(株) 理研計器(株)

第39回作業環境測定研究発表会の実施報告(2018年)

平成30年度第39回作業環境測定研究発表会は、第58回日本労働衛生工学会と共同で、北信越支部の協力を得て富山市(富山国際会議場)で11月14日(水)―16日(金)に開催され、376名の皆様のご参加をいただいて盛会裏に行われました。発表をいただいた皆様、参加をいただいた皆様に改めて御礼申し上げます。

一般研究発表・事例発表は3日間で合計64題、メーカープレゼンテーションは16題が行われました。また、研究発表会・工学会共同によるシンポジウム「第1部:労働環境における工学的対策の変遷と今後の展望/第2部:個人サンプラーを用いた作業環境測定をめぐって―今後の展開―」をはじめ、特別講演「化学物質管理、作業環境測定をめぐる労働衛生の動向」、技術講演「自社測定の必要性とこれからの企業におけるハイジニストの役割―自社測定事業場から見た作業環境測定におけるデザイン及びサンプリングの留意点―」「作業環境測定における分析の技術的課題」、現場報告「SDSが作業環境管理に果たす役割」、基礎講座「結晶質シリカの生体影響について―最近の知見―」「作業環境マネジメント入門―マーケッティングからコンサルティングまで―」が行われ、参加者の注目を集めていました。

なお、前日の11月13日(火)には、日測協ワークショップ(無料・公開)が行われ、「石綿とどう向き合うか―その性状、危険性、廃棄の問題等」「化学物質のリスク管理 生活の中のリスク管理」、さらに日測協認定オキュペイショナルハイジニストに関する講演があり、60名が参加しました。

(ご参考)作業環境測定研究発表会・開催都市一覧

回数開催年月開催都市
第1回昭和55年9月福岡市
第2回昭和56年9月東京都
第3回昭和57年11月名古屋市
第4回昭和58年11月東京都
第5回昭和59年11月岡山市
第6回昭和60年11月大阪市
第7回昭和61年11月東京都
第8回昭和62年10月盛岡市
第9回昭和63年11月東京都
第10回平成元年11月東京都
第11回平成2年11月京都市
第12回平成3年11月北九州市
第13回平成4年11月横浜市
第14回平成5年11月大阪市
第15回平成6年10月東京都
第16回平成7年11月広島市
第17回平成8年10月名古屋市
第18回平成9年11月郡山市
第19回平成10年10月長野市
第20回平成11年11月東京都

 

回数開催年月開催都市
第21回平成12年11月水戸市
第22回平成13年10月神戸市
第23回平成14年11月大分市
第24回平成15年10月札幌市
第25回平成16年11月東京都
第26回平成17年11月高松市
第27回平成18年11月仙台市
第28回平成19年11月名古屋市
第29回平成20年11月京都市
第30回平成21年11月金沢市
第31回平成22年11月東京都
第32回平成23年11月宇都宮市
第33回平成24年11月福岡市
第34回平成25年11月横浜市
第35回平成26年11月大阪市
第36回平成27年10月函館市
第37回平成28年11月下関市
第38回平成29年11月静岡市(実施報告
第39回平成30年11月富山市
第40回2019年11月郡山市

*第19回(平成10年)より、日本労働衛生工学会と共催。


お問い合わせ先

公益社団法人 日本作業環境測定協会
研究発表会係
TEL:03-3456-5852 
FAX:03-3456-5854