本講習は、環境計量士(濃度関係)及び旧計量法の規定による環境計量士の登録を受けた方を対象とする作業環境測定士試験免除のための講習で、(公社)日本作業環境測定協会が厚生労働大臣の登録を受けて行うものです。
作業環境測定士には、第二種作業環境測定士と第一種作業環境測定士の2種類があり、第二種作業環境測定士の試験科目は、1)労働衛生一般、2)労働衛生関係法令、3)デザイン・サンプリング、4)分析概論の4科目です。
第一種作業環境測定士の試験科目は、5)鉱物性粉じん、6)特定化学物質、7)金属類、8)有機溶剤、9)放射性物質の5科目です。
環境計量士(濃度関係)の資格保有者は、これらのうち3)、4)、5)、6)、7)および8)の科目について国家試験の受験が免除されます。環境計量士(濃度関係)の資格を持っているだけでは試験免除にはならない1)労働衛生一般と2)労働衛生関係法令の2科目について、本講習を受講し修了することにより試験免除(ただし、9)放射性物質の科目は国家試験の受験が必要です)となり、国家試験を受験せずに作業環境測定士の資格取得のための登録講習を受講することができます。
なお、第一種作業環境測定士登録講習の受講は、第二種作業環境測定士登録講習(共通科目)を修了していることが必要です。
令和7年度は、下表のとおり開催を予定しております。
学校教育法による大学、高等専門学校又は、高等学校を卒業し(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者である場合又はこれと同等以上の学力を有すると認められるものである場合を含む。)かつ、計量法第122条第1項の規定により計量法施行規則第50条第1号に規定する環境計量士(濃度関係)の登録を受けた者。又は旧計量法第160条の規定により計量法施行規則第52条の2第1号に規定する環境計量士の登録を受けた者。
講習は2日間行われ、2日目に修了試験を実施します。
図書・分析試料販売サイトより、受講前にご購入ください。