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作業環境測定士試験に合格したあとの講習(登録講習)

作業環境測定士として登録するためには、作業環境測定士試験に合格したあと、「登録講習」の修了が必要条件です。

作業環境測定士講習(登録講習)

1.受講資格

この講習は作業環境測定法第5条の規定に基づき実施されるものです。作業環境測定士試験に合格もしくは同等の資格(医師、薬剤師、環境計量士のための免除講習修了者等)を取得している方を対象に実施されます。

2.講習の種類

この講習は、作業環境測定士になるためには必ず受講する必要があるもので、第2種測定士をめざす方のための第2種講習(共通科目)と第1種測定士をめざす方のための第1種講習(共通科目+選択科目)の2種類に分けられています。また、第1種講習の選択科目はさらに5科目に分けられています。

ただし、第1種測定士をめざす方も第2種講習(共通科目)を先に修了することとなっておりますので、必ず共通科目を先に修了させてください。

第2種講習(共通科目)は3日間の講習、第1種講習の選択科目は各科目について2日間の講習です。

3.修了試験について

講習終了後、修了試験(筆記試験と実技試験)があります。修了試験に合格した方に後日、講習修了証を交付します。

修了試験のうち実技試験は、別に実施している実技基礎講習を修了した方については原則免除されます。すなわち、実技基礎講習Aコースの修了者は共通科目の実技試験免除、実技基礎講習Bコースの修了者は選択科目「粉じん」の実技試験免除、実技基礎講習Cコースの修了者は選択科目「特化物」「金属」「有機溶剤」の3科目の実技試験が免除となります。

なお、実技試験免除の詳細については受講案内をご覧ください。

4.登録講習で行う計算のための講習

共通科目では作業環境評価のための計算、選択科目では化学物質の濃度に関する計算を行います。また、修了試験の筆記試験には必ず計算問題が出題されます。作業環境測定に関するこれらの計算が正しくできるように、計算基礎講習を実施しています。評価の計算を十分理解していない方には計算基礎講習Eコース(統計計算)の受講を、また、化学計算に慣れていない方には計算基礎講習Dコース(化学計算)の受講をお勧めします。

第2種講習(共通科目)では、評価の演習の時間に評価値の計算を関数電卓(プログラム電卓不可)を用いて行いますが、電卓の使用方法の講義はいたしませんので事前に習熟して来ていただくことになっています。計算基礎講習Eコース(統計計算)、当ウェブサイトの電卓の使用についてを参考にされたり、十分理解し練習してきてくださるようお願いします。

5.テキストについて

受講に際して、第2種講習、第1種講習ともに使用する書籍を事前にご用意いただく必要があります。必要な書籍は科目によって異なりますので、詳細は受講案内をご覧ください。書籍のご注文は図書・分析試料販売サイトをご利用ください。

第2種講習(共通科目)


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(上)(J-86)


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(下)(J-87)


作業環境測定のための労働衛生一般・労働衛生管理の実務(J-96)

第2種講習(個人サンプリング法に係るもの)


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―C・D測定編―(J-90)

第1種講習(選択科目) 鉱物性粉じん


作業環境測定ガイドブック 1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務(J-91)

特定化学物質


作業環境測定のための機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤](J-73)

金 属 類
有機溶剤

6.講習日程

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講習の内容について

作業環境測定実技基礎講習(登録講習実技試験免除のための講習)

講習の内容について

本講習はAコース、Bコース、Cコースの3種類のコースがあり、講習日数は各コースとも1日です。
実習によりサンプリング機器、簡易測定機器及び分析機器の取扱いの基礎を学びます。

本講習を修了すると、登録講習の際の実技試験免除の特典が得られます。
登録講習の実技試験免除対象科目は以下のとおりです。

Aコース 共通科目(第2種登録講習)
Bコース 鉱物性粉じん(第1種登録講習)
Cコース 特定化学物質・金属類・有機溶剤(第1種登録講習)

受講資格に制限はありませんので、登録講習を受講される方はもちろん、今後作業環境測定士の国家試験を受験する予定の方々にも本講習の受講をお勧めします。

テキスト

図書・分析試料販売サイトより、受講前にご購入ください。

Aコース


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(上)(J-86)


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(下)(J-87)

Bコース


作業環境測定ガイドブック 1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務(J-91)

Cコース 事前に購入いただくテキストはありません。

作業環境測定計算基礎講習(登録講習筆記試験のための準備講習)

講習の内容について

本講習はDコース(化学計算の基礎)、Eコース(作業環境評価の評価に必要な統計計算の基礎)の2種類のコースがあり、講習日数は各コースとも1日です。

測定士となるためには、作業環境測定法第5条に基づく登録講習を修了することが必要ですが、この登録講習の修了試験(筆記)には、必ず計算問題が出題されます。本講習は受講生が測定士に必要な計算が正しくできるようになることを目指しております。

受講資格に制限はありませんので、登録講習を受講される方はもちろん、今後作業環境測定士の国家試験を受験する予定の方々や作業環境測定の実務に携わっている方にも本講習の受講をお勧めします。

テキスト

図書・分析試料販売サイトより、受講前にご購入ください。

Dコース 事前に購入いただくテキストはありません。
Eコース


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(上)(J-86)


作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(下)(J-87)

動画配信(Dコース)

ハイブリッド開催(令和6年度)
開催日動画
1 2024年 6月18日(火)9:50―16:50 配信終了
2 2025年 2月4日(火)9:50―16:50
(配信までお待ちください)
アーカイブ動画(令和6年度)
配信期間動画
1 2024年 8月1日(木)10:00―8月30日(金)16:00 配信終了
2 11月1日(金)10:00―11月29日(金)16:00
(配信までお待ちください)
3 2025年 2月28日(金)10:00―3月28日(金)16:00
(配信までお待ちください)

登録講習機関について

公益財団法人安全衛生技術試験協会で行われている作業環境測定士試験に合格された方等を対象に、

  • 第2種作業環境測定士講習(共通科目)――デザイン・サンプリング
  • 第1種作業環境測定士講習(選択科目)――粉じん、有機溶剤、特定化学物質、金属、放射性物質

に関して、機器の操作をともなう、実技講習を行っています。

作業環境測定士の資格を実務で活用するには登録手続きを行わなければなりませんが、上記講習は登録申請を行うための必須条件です。

登録講習機関公益社団法人
日本作業環境測定協会
所在地〒108-0014
東京都港区芝4-4-5 
三田労働基準協会ビル6階
TEL:03-3456-1601 
FAX:03-3456-5854
実施する講習の種類第2種講習(共通科目)
第1種講習(放射性物質を除く選択科目)