石綿分析技術評価事業
(旧称:石綿分析に係るクロスチェック事業)

【お知らせ】

このたび、事業名称を「石綿分析に係るクロスチェック事業」から「石綿分析技術評価事業」へと一新しました。事業名称や実施項目の名称等が変更となりますが、実施項目および内容等に変更はありません。

 
石綿分析技術評価事業とは

 わが国では、今後、建築物の解体等により発生する石綿による健康障害リスクが増大すると予測されています。
 そのような状況の中で、労働者および公衆の石綿による健康障害の発生を予防するためには、「建築物および工作物等の石綿含有の有無および程度を判定する分析技術」および「作業環境および大気中に飛散する石綿を採取して計数を行う技術」が必要であるため、本事業は、石綿の分析に携わる方およびこれから携わる予定の方を対象に、建材中の石綿の分析技術および石綿繊維の計数技術のレベルを客観的に評価し、およびその向上を図ることを目的として実施するものです。
 建築物等の解体等作業の事前調査に関して定めた石綿障害予防規則第3条における「石綿の使用の有無の分析による調査」を行う者については、平成24年厚生労働省化学物質対策課長通知により、「十分な経験および必要な能力を有する者」として本事業のAまたはBランクの認定を受けた者による分析の実施が推奨されています。
 つきましては、建築物等の解体等に伴う石綿の飛散が今後とも憂慮され、正確で信頼できる石綿分析を行うことができる技術者の必要性がますます高まっております折から、従来から参加しておられる方々に加え、初めての方もぜひ多数の方々が参加されますようご案内申し上げます。


石綿(アスベスト)分析の技術・精度について、評価・認定を行う事業です。

石綿分析を実施している作業環境測定機関等において石綿分析を担当されている方等を対象に、石綿分析技術の精度向上等を目的として平成18年度より実施しております。

「建材など固体中の石綿」(カテゴリー1) と 「空気中に浮遊する石綿」(カテゴリー2) の二つのカテゴリー別に実施しています。

 

このうち、カテゴリー1 「建材など固体中の石綿」は、分析方法を定める日本工業規格(以下、JISと略)に従い、評価区分を1―3の三区分に分けて実施しています。

 
カテゴリー1
 

建材などに石綿が含まれているか、また含まれている場合は、どの種類の石綿であり、どのくらいの割合(%)で含まれているか――についての分析技術の評価・認定


建築物や工作物の解体・改修工事などを行う場合に、建築材料などの中に断熱性を高めるなどにより石綿が混入されていることがあります。この技術は、建築材料から一部を採取し、石綿が含まれているか、含まれている場合はその含有の程度(%)を知る場合に必要となる分析技術です。

カテゴリー1においては、建材製品中のアスベスト含有率測定方法を定めたJISの分類に合わせて次の三区分について評価を行っております。

評価は、評価区分ごとにA―Cの三つのランクに分かれています。

本事業の分析技術の評価は、下表の評価区分1―3ごとに、固体試料を正しく分析できるかについて行います。

試料は、最も石綿含有量が少ないものをAランク用、中間をBランク用、これらA、Bよりも石綿含有量が多い試料をCランク用に用い、C→B→Aランク の順に分析の難度が上がります。

 

カテゴリー1の評価区分

指定する方法

評価区分1

Aランク

固体試料について、「顕微鏡を用いて石綿が含まれているかの確認および含まれている場合は石綿の種類の判別」(定性[分析]といいます。) 

JIS A 1481-1(による方法)

Bランク

Cランク

評価区分2

Aランク

固体試料について、「顕微鏡とエックス線回折装置」を用いて「石綿が含まれているかの確認および含まれている場合は石綿の種類の判別」(定性[分析]といいます。)

JIS A 1481-2(による方法)

Bランク

Cランク

評価区分3

Aランク

固体試料について、「顕微鏡とエックス線回折装置」を用いて石綿が含まれているかの確認および含まれている場合は石綿の種類の判別(定性[分析])並びに「石綿の含有率(何%含まれているか)の決定」(定量[分析]といいます。)

JIS A 1481-2とJIS A 1481-3(を合わせて用いる)

Bランク

Cランク

石綿には、クリソタイル(白石綿)、クロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)など、全部で6種類があり、繊維の性状や有害性が異なります。

本事業に参加する分析技術者が、例えば評価区分1のAランクの試料を選択して合格すれば、評価区分1の「Aランク認定者」となります。

この認定には有効期間があり、Aランクは各評価区分共通で3年、BランクおよびCランクは2年です。


原則として、同じ評価区分の複数のランクに同時には参加できませんが、評価区分が異なれば、複数のランクにも参加可能です。


評価区分1、2、3 各ランク認定者の名簿(氏名の公表を承諾した方に限ります)
 

評価区分1

Aランク認定技術者(PDF;134KB)

Bランク認定技術者(PDF;69KB)

Cランク認定技術者(PDF;104KB)

評価区分2

Aランク認定技術者(PDF;67KB)

Bランク認定技術者(PDF;49KB)

Cランク認定技術者(PDF;54KB)

評価区分3

Aランク認定技術者(PDF;120KB)

Bランク認定技術者(PDF;87KB)

Cランク認定技術者(PDF;92KB)

カテゴリー2

顕微鏡を用いて「プレパラート」の石綿の繊維の本数を正確に数える(計数といいます)技術の評価・認定


この技術は、作業環境や一般環境の大気(空気)中にどのくらいの石綿繊維が浮遊しているかを決定する場合に必要な技術です。

カテゴリー2における石綿繊維の計数の方法は、『作業環境測定ガイドブック 1』(当協会編集)や環境省編の『石綿飛散防止対策マニュアル』、またはJIS K 3850-1「空気中の繊維状粒子測定方法―第1部」 に規定する方法を用いることとしております。

本事業では、この項目を評価区分4と呼称します。

評価は、A―Cの三つのランクに分かれています。

プレパラートは、A―Cの三種類のランクを設け、C→B→Aランク の順に計数を難しくしています。A―C三種類のランクの一種類を選んで参加します(原則として、複数の種類に同時参加はできません)。

 

カテゴリー4の評価区分

指定する方法

評価区分4

Aランク

与えられたプレパラートについて、石綿の繊維の本数を顕微鏡を用いて数える。

作業環境測定ガイドブック 1(当協会編集)等の方法

Bランク

Cランク

 

評価区分1―3の場合と同様、例えば参加する分析技術者がAランクの試料を選択し合格すれば、「Aランク認定者」となります。

この認定には有効期間があり、Aランクは3年、BランクおよびCランクは2年です。


評価区分4の各ランク認定者の名簿(氏名の公表を承諾した方に限ります)
 

評価区分4

Aランク認定技術者(PDF;111KB)

Bランク認定技術者(PDF;75KB)

Cランク認定技術者(PDF;102KB)

第11回 石綿分析技術評価事業の実施

 2017・4・11現在

平成28年度(第11回)の受付は、終了いたしました。

(1)

参加対象者

 

石綿の分析に従事している方またはこれから従事する予定の方を想定しています。

(2)

実施の流れ

 

実施の流れは下図のとおりです。

 

【参考】 評価事業の実施結果(直近)について(近日、公表予定)

○第10回 石綿分析技術評価事業 実施結果報告書(本試験の評価結果)

準備中

○第10回 石綿分析技術評価事業 実施結果報告書(再試験の評価結果・合算の評価結果)

準備中

○第1回から第10回までの評価結果の推移

準備中